2019年11月1日公開の映画「最初の晩餐」のDVD情報をご紹介いたします。
スポンサードリンク
DVDのレンタルや発売日はいつ?
「最初の晩餐」の配給元はKADOKAWAです。
KADOKAWAの作品がDVD化されるまでの期間はこれまでの傾向だと、半年前後となっています。
映画の公開日が2019年11月1日公開ですので早くて2020年5月頃にはDVD化される見込みです。
こちらの正式な日程は公式サイトで発表され次第、改めて記載いたします。
スポンサードリンク
最初の晩餐のあらすじ
ある夏至の日の明け方、65歳を目前にした日登志という男性が亡くなりました。
日登志はカメラマンとして独立し、離れて暮らす息子・麟太郎と、その姉・美也子の父親でした。
久しぶりに故郷に帰ってきた麟太郎の実家では、父の通夜の準備が粛々と行われています。
縁側で麟太郎がぼんやりとしていると、居間でちょっとした騒ぎが起こっている様子。
行ってみると、母・アキコが勝手に通夜振る舞いの弁当をキャンセルしてしまったというのです。
何も置かれていないテーブルを眺め、呆然とする麟太郎と美也子と親戚一同。
しかしアキコは通夜振る舞いの料理は私が作ると言い出します。
それが父・日登志の「遺言」だった、と。
やがてテーブルの上に運ばれてきた最初の料理を見て、通夜の席はまた、ざわつき始めました。
運ばれてきた一品目は毎日の朝食に出てくるような、ありふれた「目玉焼き」だったのです。
ざわめく空間の中、麟太郎は箸で目玉焼きを摘まみ、裏返しながらポツンと呟きました。
「これ、親父が初めて作ってくれた、料理ですー」
20年前、麟太郎が7歳、美也子11歳の夏。
登山家の父・日登志と母・アキコは再婚しました。
母となるアキコには、シュンという17歳の男の子がおり、5人は新しい家族として暮らし始めます。
はじめはギクシャクしながらも、互いに妥協し、気持ちを少しずつ手繰り寄せ、平凡でも穏やかな日々を送っていました。
ある日、1本の電話が鳴るまではー。
通夜の席で次々と出される料理を食べながら、麟太郎たちは家族として暮らした5年間を思い出します。
兄のシュンは父と2人で山登りへ出掛けた翌日、自分の22歳の誕生日に突然、家を出て行くと言い出した日のことを。
父も母も兄を止めず、その後、家族5人が揃うことはありませんでした。
麟太郎は考えます。
兄弟で焼いた焼き芋、父と兄が山で食べたピザ、姉の喉に刺さった焼き魚の小骨。
あのとき、僕らは家族になれたと感じたはずだった。
あの日、父と兄になにがあったのだろう?
姉が抱えている小さなキズ?
母が長年隠し続けてきたこと?
家族として暮らした5年間は短いのか長いのか。
そして、通夜ぶるまいも終盤に差しかかった時、何と兄のシュンが15年ぶりに帰ってきました。
父の死をきっかけに、止まっていた家族の時がゆっくりと動き始め、父との時間が繋がり、家族も知らなかった秘密が少しずつ浮き彫りにされていきます。
遺された彼らは何を想い、何を語るのか。
謎めいた人々と、家族の在り方を考えさせられる、ちょっと変わった家族葬の始まりです!
最初の晩餐の注目ポイント
スポンサードリンク
初めがあれば終わりがあるー。
今作は、どんな人にも、それぞれに人生や生き方があり、考えがあり、そしていずれは深い眠りにつくという内容を掘り下げた物語です。
誰しも日々生活する上で、ターニングポイントや「あの時こうしていれば…」と考えた経験があると思います。
今作では登場人物たちが、父・日登志の死と遺された1冊のノートを元に「家族とは何か」を考え始めます。
主人公である麟太郎を演じるのは、映画『ヒミズ』で日本人初のマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した染谷将太さん。
染谷さんは2020年公開予定の『シライサン』や『初恋』にも出演している、太鼓判を押される名俳優です。
その父・日登志の役を演じるのは、俳優として円熟さを増してきた永瀬正敏さん。
彼もまた2019年公開予定の映画『カツベン!』が控えています。
姉・美也子は『SPEC』や『ライヤーゲーム』で知られる戸田恵梨香さんが、父の遺言で卵焼きを焼く母・アキコを斉藤由貴さんが演じます。
斎藤さんは2019年中、『フォルトゥナの瞳』『空母いぶき』『記憶にございません!』『蜜蜂と遠雷』に連続出演している実力派女優です。
内容も役柄も全く異なる作品でも、セリフや役を覚えられるのは流石ですね。
そして物語の鍵を握る兄・シュン役は、『ヒミズ』で染谷さんと共演している窪塚洋介さんが熱演!
彼もまた2020年公開予定の『みをつくし料理帖』に出演しています。
若いころから演技力を高く評価されてきた窪塚さんの演技にご注目ください。
豪華俳優陣が贈る、少しミステリアスな家族の「おみおくり」を描いた作品です。
スポンサードリンク